秀吉と老子(その3)

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老子の道(タオ)とは今にいることだといういいます
今どういるかを語るだけだと

成長というのは未来を持ち込んでいますが、道(タオ)とは今どういるかを語るだけです
もし今どういるかを知っていれば、それこそ唯一の成長の方法だといいます

道(タオ)は山登りではなく、谷に向かう川くだりです

そして、川(人生)は海(悟り)におのずとたどり着きます

川は幾度も合流をしますが、枝分かれするということはほとんどありません
川がどんなふうにに流れて行くかを心配しても、川の行く手は変わりません

ですから、川の上でどのようにくつろぐかが、タオのいう生きるということなのだと思います

秀吉は前人未到の山登りで伝説の人ととなりましが
老子は川くだりで悟りの道をひらきました

普通の人は半分登って、半分下る人生かもしれません
しかしそれも、光のジグソーパズルの重要なピースです


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秀吉と老子(その2)

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(昨日からの続きです)
秀吉はその成長体質によって天下を取りましたが、その躍動的な成功体質は天下を治めるには不向きだったといえます
むしろ我慢の家康が、天下統一後の日本の天下を治めるにふさわしかったのです

江戸時代の始まりによって、人の領地を奪って成長する戦国時代から、自分の生活をエンジョイする江戸時代に変わっていきました
(ここでは書きませんが、江戸時代の庶民の生活は諸外国と比較して、とても豊かな社会だったのです。科学技術こそ後れを取りましたが)

現代社会もまた、成長を前提とした教育と社会習慣にいながら、成長するチャンスの少ない状況が目の前に広がっています
高度化した社会システムを維持するだけでも相当のストレスがかかります

最近まで、日本の子供たちにゆとり教育が施されてきました
しかし、本当に必要なのは、子供たちへのゆとり教育ではなく、社会人へのさとり教育かもしれません


老子は、高い山を目指すより、低い谷であれ、といいいました

成功という高い山ではなく、受容という深い谷に向かえと

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秀吉と老子(その1)

モンサンミッシェル 
われわれは、過去からの継続により成長を前提とした教育と社会システムの中にいます
言い換えると、社会的、個人的な成長のために存在しているといってもいいかもしれません

しかしバブルの崩壊以降、成長しない社会に身を置かされています

成長を前提として仕組みにいながら、成長しない状況に置かれる

この矛盾が社会の重苦しさになっています

豊臣政権が滅びた理由に、秀吉の後継者の問題もありますが、もっと問題だったのは、その成長体質にあります

戦国時代は、勝てば相手の領地や財産をぶんどれたので、戦の成果も上がりました
しかし、皮肉なことに、天下統一が進むにつれ、武勲により恩賞を求める大名は増えましたが、奪い取る領地の方は減っていきました

成功体験のある武将たちの欲望は簡単には切り替えられませんでしたし、抑えることもできませんでした

成長体質にありながら成功の可能性が少ない世の中にいる、矛盾と鬱積な組織内部に向かいます

関ヶ原の戦いはこういった鬱積を一掃し、時代を切り替えた戦いだといえます

現代社会も、誰かが富を独占する形での成長体質を切り替える時期に来ています

現代における関ヶ原はアセンションと呼ばれています

アセンションするために、宇宙人や天変地異を期待する人もいますし、内観を進める人もいます

内観を進める人は、外側の現象は自己の内側の表れだという真理に基づくものです

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